履歴書に書くべき情報と書かなくても良い情報、その判断基準は人それぞれですが、うつ病に関する情報を書くべきかどうかは悩ましい問題です。
一方で、うつ病を抱える人が増えている今日、正直に伝えた方が採用担当者も理解しやすいかもしれません。
では、履歴書にうつ病に関することを記載する必要はあるのでしょうか?
履歴書にうつ病に関することを記載する必要はある?
履歴書にうつ病に関することを記載する必要はありません。
履歴書は、あなたの職務経歴やスキル、学歴、資格などの情報を記載するものであり、健康状態に関する情報は含まれません。
ただし、就業中にうつ病にかかった場合や、治療中である場合は、休職期間や職務復帰後の調整など、会社側と話し合う必要があるかもしれません。
このような場合は、会社側に正直に伝えることが重要です。
うつ病でも働ける仕事について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
>>うつ病でも働ける仕事とは?【向いている職業と向いていない職業】
うつ病を持っている方が履歴書を書くポイント
うつ病を持っている方が履歴書を書く際には、以下のポイントに注意して記載することが重要です。
- 健康状態に関する記載は不要
- 職務経歴に集中
- 長期間休職した場合は、事実を述べる
- 自己改善への取り組みをアピールする
1つ1つ詳しく解説していきます。
健康状態に関する記載は不要
履歴書には、健康状態に関する情報は記載しないようにしましょう。例えば、うつ病の診断結果や治療歴、薬の種類や量などは、履歴書に記載する必要はありません。
職務経歴に集中
履歴書は、主に職務経歴やスキル、学歴、資格などを記載するものです。職務経歴では、業務内容や実績、貢献度などを具体的に記載しましょう。自己PRや志望動機も、自身の経験やスキルに基づいて具体的にアピールするように心がけましょう。
長期間休職した場合は、事実を述べる
うつ病により、長期間休職した経験がある場合は、その期間について事実を述べることが適切です。例えば、「〇〇年から〇〇年まで、個人的な事情により休職していました。その後、復職し、現在も勤務しています」といった形で記載すると良いでしょう。
自己改善への取り組みをアピールする
うつ病を持っている場合でも、自己改善への取り組みをアピールすることができます。例えば、治療に取り組んだ経験や、自己研鑽によりスキルアップした経験などを記載することで、自己管理能力や成長意欲をアピールすることができます。
履歴書にうつ病に関することを記載する必要はある?:まとめ
履歴書にうつ病に関する情報を書くべきかどうかは、個人の判断によりますが、正直に伝えることが採用担当者との信頼関係を築くことに繋がるかもしれません。
しかし、医療情報は個人情報保護の観点から慎重に扱わなければならないため、自己申告する前に一度弁護士や労働局に相談することも必要です。
最終的には、自分自身がどのような情報を公開するか、自己判断で決めることが大切です。