障がいを持つ方々が社会参加をし、自立した生活を送ることは、我々社会の大切な課題です。そのためには、就労支援が欠かせません。障がいの種類や程度によって、就労移行支援や就労継続支援など様々な支援が用意されています。今回は、就労移行支援と就労継続支援の違いについてご紹介します。
目次
就労移行支援と就労継続支援の違い
項目 | 就労移行支援 | 就労継続支援 |
対象者 | 雇用希望者または職業訓練を必要とする人 | 障害者就労支援法により認定された重度の障害を持つ人 |
目的 | 就労に必要な能力の習得や労働環境の適応支援 | 就労継続のための職場環境の整備や定着支援 |
対象期間 | 雇用開始後最大3年間 | 長期間にわたる支援が必要な場合 |
支援内容 | 職業訓練や求職活動支援、職場への適応支援など | 就労継続に必要な職場環境の整備や職務適正の調整、定着支援など |
支援機関 | ハローワークや地方自治体の窓口、就労移行支援事業者など | 障害者職業センターや就労継続支援A型事業所など |
以上が、就労移行支援と就労継続支援の違いについての表になります。就労移行支援は、雇用を希望する人や職業訓練を必要とする人に対して、就労に必要な能力の習得や労働環境の適応支援を行うもので、雇用開始後最大3年間の支援が受けられます。一方、就労継続支援は、障害者職業センターや就労継続支援A型事業所などで提供される支援で、障害者就労支援法により認定された重度の障害を持つ人が対象となります。職場環境の整備や定着支援など、就労継続に必要な支援を提供することが目的で、長期間にわたる支援が必要な場合があります。
就労移行支援と就労継続支援の違い:まとめ
障がいを持つ方々が就労するための支援として、就労移行支援と就労継続支援があります。就労移行支援は、雇用を希望する人や職業訓練を必要とする人に対して、就労に必要な能力の習得や労働環境の適応支援を行うものです。一方、就労継続支援は、障害者就労支援法により認定された重度の障害を持つ人が対象となり、長期間にわたる支援が必要な場合があります。職場環境の整備や定着支援など、就労継続に必要な支援を提供することが目的です。就労支援は、障がいの種類や程度に応じて適切な支援を受けることが大切です。